自己肯定感の低い人は、「愛のあるスルー力」を身に付けよう 『自己肯定感、持っていますか? 水島 広子著』
あなたは自己肯定感の強い方ですか?
もしそうだとしたら本当に素敵なことだと思います。
でももしあなたがものすごく自己肯定感の低い人だった場合。
安心して下さい。
自己肯定感は必ず身につけられます。
というのも、私自身がものすごく自己肯定感が低かったからです。
私がまずオススメしたいのは、愛のあるスルー力です。
愛のあるスルー力って何?
実はこの「愛のあるスルー力」というのは、私が勝手につくった言葉です。
スルー力(りょく)は、他人の言った事を受け流すスキルのこと。
私はここに「愛のある」を加えました。
なぜかと言うと、自己肯定感の極端に低い人は、親をはじめとしたかなり身近な人からネガティブな言葉を言われていた人が多いから。
他人なら距離をとることは可能だけど、自分の親はそれは無理ですよね。
普通にスルーするのも冷たい気がします。
だから、「愛のある」スルー力を身につけた方が良いなと思うのです。
今までの私はこんなでした
例えば、夜遅く帰ってきたご主人ががイライラしていたとします。
理由は分かりません。
そんな時々あなたはどう思いますか?
何か仕事で大変な事があったのかなぁ〜と思えていますか?
実は以前の私はそうではありませんでした。
夫がイライラしているのを見る度に、私は「自分が悪いのでは無いか」とビクビクしていました。
しかもひどい時には 「私が死んだら彼のこの怒りが静まるのでは無いか」とあり得ない考えまで出てくる始末です。
冷静に考えるとこの考え方はかなりおかしいですよね。
私でも相手がそんな考え方を持っていたらすごく重たく感じると思います。
でも自己肯定感の低い人は、そのような所が良くあります。
というのも、『相手の事情すら考えられない程余裕が無い』からです。
どうやって身につけるの?
私が参考にしたのはこの本です。
この本では、『まず他人の事をリスペクトしてから、自分自身をリスペクトする手法』を勧めています。
リスペクトというのは、『ありのままの相手に敬意を持つ、尊重する』という事です。無条件のリスペクトです。
相手に事情があると気付くと、自分も癒される
ここで重要な考え方は、『相手には何か事情があるんだと思う』こと。
私の場合は、「夫にはイライラするに至った事情があったんだなと思う」ことです。
もし彼がイライラする原因の中に自分のことがあったとしても、それと自分自身のこととは無関係です。
あくまでも彼の事情なのです。
無条件のリスペクトというのは、その全てをリスペクトするということです。
私はこの、他人の事を無条件でリスペクトすることを、「愛のあるスルー力」と名付けました。
著者に許可は取っていませんがf^_^;)
無条件のリスペクトは、相手を受け入れることではありません。
相手をそういうものだと受け流しているのです。
結果、相手をスルーしているのです。
他人をリスペクトすることで、自分もリスペクトできる。
夫をまずリスペクトしたら、今度は自分自身です。
私がビクビクしていたのも、私に様々な事情があったから。それを責めずにそのまま受け入れることにしました。
つまり自分自身のありのままをリスペクトするということです。
過去の嫌な思い出にもケリをつける
もし自己肯定感の低い人が周りにいたら?
例えば、お友達でいつもネガティブな事ばかり言う人がいたとします。
あなたはそれに対してあなたはイライラしてしまうかもしれません。
もっとポジティブになりなよとアドバイスしたくなるかもしれません。
でもそれは正しい方法ではありません。
『彼女がネガティブなことを言うのには、それなりの事情があり、それは彼女の領域』なのです。
その友人のありのままを尊重してあげて下さい。
最後に
というもの。