亡くなった夫の誕生日に姑とした事とは? 『メンタルが強い人がやめた13の習慣 エミリー・モーリン著』
今日取り上げる本は、「悪い習慣を止める」のがテーマの本ですが、本編とは直接関係無い部分でとても良い話があったので紹介します。
著者であるエイミー・モーリンのご主人は急病で26歳の若さで亡くなってしまったそうです。
悲しみに打ちひしがれる著者が、姑に「彼が迎えるはずだった27歳の誕生日になにをしようか」と尋ねました。
すると彼女は、
「スカイダイビングはどう?」
ときっぱりと答えたそうです。
自分の最愛の息子に先立たれる事は、想像を超えるくらい辛い事だったでしょう。通常の事をしていたら、耐えられないだろうと姑は思ったに違いありません。
エミリー自身も「たしかにカッコいい飛行機からひらりと舞い降りるのは、愚痴大会よりよっぽといいアイデア。」「飛行機からダッと飛び降りながら、自分を哀れむことなどできない。」とすぐに思いました。
そして彼の誕生日に実際に皆でスカイダイビングを思うさま楽しんだそうです。
その後も家族は毎年彼の誕生日には、「人生と冒険を愛した彼を偲んでわくわくするような体験を」しているそうです。
著者はその後再婚していますが、なんと新しいご主人もその活動に加わっているのです!
素敵な話ですね。
亡くなった大事な人の誕生日を思いっきり祝う
身内をはじめとして大事な方が亡くなるのはとても辛い体験です。
その亡くなり方によっては、残された皆が苦しむケースもあると思います。
でもその方がこの世に生まれて、何らかの形で人生を全うするした事には変わりありません。
この本を読んで、
亡くなった大事な人の誕生日を思いっきり祝う事はその方が確かに生きていた事にフォーカスする助けになるのではないか
と感じました。