子供に読書の習慣をつけさせるには?ー 『読書力 齋藤孝著』
私はここ数年で、読書が楽しいなぁと思えるようになりました。
ただ、ここに来て私は気づきました。 果たしてこの楽しさを自分の子供にきちんと教えて来ただろうかと。
子供達はただでさえパソコンやスマートフォンなど、読書の代わりになる情報源が当たり前の世代。
しかも我が家は海外にあるので、身近に日本語の本のある書店や図書館が無いのです。
このような状況なのだか、本来であれば子供に日本語の読書習慣をつけさせるために、親がもっと能動的に動かないといけません。
今更ながら反省しつつ、この本を読んでいます。
読書は自分形成の最良の方法
本は「読んだ方が良い」では無くて「読まなくてはならないもの」。
読書は自分と向きあう格好の機会です。そして自己形成や自己肯定につながります。
音読が大切
通常読書の時は黙読ですが、特に子供が本を読む時は音読もした方が良いと思います。
読ませると良く分かるのが、「子供が理解していない言葉」が結構あるということ。本を通して語彙を増やすのはとても大事です。
また、スラスラと音読するには、自分の読んでいるところの先にまでアイ・スパンを広げる必要があります。アナウンサーの訓練などでは、このアイ・スパンを広げる練習をするそうです。
このアイ・スパンを広げることがその後の黙読〜速読において大事です。
本の並べ方が大事
つい本を読みたくなるような本棚にすると良いそうです。 ジャンル別にこだわらず、自分との距離で並べ替えるのも楽しいです。
本と本を結びつけて考える習慣が読書力を格段に高めます。
読書は部活動のようなもの
私は小さい頃から読書が苦手で、特に厚い本は最後まできちんと読めていませんでしたが、最近になってようやく読めるようになりました。
大人の私でも出来るのだから、子供達も普段から本を読む習慣がついていれば、必ず読めるようになります。
最後に
"書き言葉で話す"
以前著者が別のところで話されていたのを覚えていて、この本にもその事が書いてあります。
普段から文章を書く習慣のある人はその事を自然にしているのかもしれません。
私はまだまだ出来ていませんが、これから少しずつ習得していきたいと思います。